宇宙戦艦ヤマト

本日公開の「SPACEBATTLESHIP ヤマト」を見てきました。

ご存じのとおり、木村拓哉さんが古代進、黒木メイサさんが森雪役です。

そして、すでに周知のとおり、雪のイメージは原作とは正反対です。

原作同様、ガミラスによって地球は放射能が充満し、人類が終末の時を待つ中、イスカンダルからのカプセルに一縷の望みを託し、沖田艦長以下ヤマト船員に人類の希望が託されます。

そして、伝家の宝刀である波動砲とワープによってガミラスの妨害を潜り抜けイスカンダルに向かいます。

その中で、多くの仲間とのきずなが問われたり、リーダーシップを試されたり(特に瞬時の判断が求められることが多いので意思決定は大変です)。

すごい迫力の戦闘シーンはもちろん圧巻なのですが(3Dだったらもっとすごかったかも)、その合間に考えさせられるテーマがちりばめられています。

また、ボロボロになりながら未知のものにぶつかっていき、最後に帰ってくる姿は「はやぶさ」とも重なるものがあります。

150分間という時間でしたが、最後まで目を離すことができない、面白い作品でした。

原作を端折ったり、あるいは変更している部分は当然ありますが、迫力がすごく、原作が好きな人も知らない人も十分に楽しめると思います。

このヤマトはどうやら大ヒット発進だったようですので、今後の航海の無事を祈りたいところです。

それにしても、我々は将来イスカンダルのお世話にならないようにしたいものです。

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英単語

最近はひたすら英単語を暗記しています。

やはり英語力の基盤は単語力だと思いますから。

知らない単語は読めない、聴けない、書けない、話せない。

カードに書いた大量の英単語をめくっては伏せ、めくっては伏せ。

一日50~100くらいでしょうか。

早く試験の目標点を達成できるだけの単語量を身に付けたいです。

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大義名分

人を動かすには大義名分が必要とはよく言われることです。

歴史上の著名な事例では、足利尊氏は後醍醐天皇、後に光厳上皇を擁し、織田信長は足利義昭を擁し、中国では項羽が義帝を弑したのに対し、劉邦は義弟の仇討を名分とし、曹操は献帝を擁することで、それをしなかった袁紹軍に対し心理的に優位に立ちました。

それがたとえ形式上のものと分かっていても、やはり名分があると人はそれに賛同しやすい傾向があるようです。

今般の不況を受けて、米国でも雇用の確保が重大なテーマとなっており、政府はその対策やそのための財源の確保に注力しています。

その一環として、雇用関連法(HIRE)が成立し、その財源調達のために外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)が同じく成立しています。

FATCAは富裕層が海外との金融商品取引を通じて税負担を回避することを抑制するための政策で、これによって税収を増やし、雇用対策に充てるという位置づけです。

そのFATCAですが、一定の例外を除き海外金融機関が米国人の顧客情報について開示することを条件に米国内における源泉徴収を行わないという内容になっています。

当然のことながら銀行や証券会社などは大きな負担となるので、できるだけ自分たちが影響を受けないように米国政府に要望します。

それぞれ、全国銀行協会・日本証券業協会を通じて要望しているのですが、そのスタンスの違いが興味深かったので記録したいと思います。

全銀協も日証協も自分たちに例外規定を適用してほしい、というのは同じなのですが、全銀協はこんなことしたらどこの国の銀行も困るし、それによって世界経済に大きな影響が出る、という言い方をしています。

それに対し、日証協は自分たちの事務手続き上無理だし、米国人が簡単に口座は作れないので不要なうえ、そんなことされたら米国向けの投資が減ってしまうかもしれないけどいいの?というスタンスでした。

同じものを目指しているのですが、何となく全銀協の方にはうんうんとうなずいてしまう一方、日証協の要望については心理的なハードルを感じてしまいました。

こうしてみると、錦の御旗というのはビジネスにおいても大事だな、と思います。

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なくてはならない会社

グローバル化が進行する一方、過疎化の進行などの影響で世界から多くの言語が減少中ということがよく言われます。

同様に、グローバル化や不況の影響で、多くの企業が舞台を去っています。

いうまでもなく、政府組織とは異なり、民間企業は自らの財務を自分で支えられなければ、市場から去ることを余儀なくされますが、民間企業の中にも社会や文化を支え、経済的な側面以外の面からもその価値を認識すべきものがあります。

そして、そのような会社が不況の波に飲み込まれてなくなってしまうと、その企業が消滅したということ以上に社会や文化に対する打撃は大きいものと想像されます。

そのような企業を救うための事業の一つに企業再生というものがあります。

文字通り、倒産の危機に陥った企業に対し、事業改善策のほか、法的な措置などを通じて事業の継続、あるいは売却、それでもダメな場合はできる限り痛手を避ける清算という形がとられるようです。

特に不況の際には中小企業にしわ寄せがくるといわれますが、当然ながら企業再生の需要も多くなります。

そして、そのような会社の中には日本にとってなくてはならない会社、経営者の人格が高潔であるがため、是が非でも助けてあげたい会社というものがあります。

企業再生のプロが著した「日本が潰してはいけない会社」という本では、そのような企業を特に法的な点および資金調達のスキームの面で支えたケースが紹介されています。

企業分割、EBO、海外での上場などなど。自分のしたいと思っていた仕事の一面を見ることができてよかったです。ただ、相当の修羅場があるので、精神的に強くないと乗り越えられなさそうですが。

一方で気になったのが金融機関の態度。

バブル期には熱心に経営者の気を引いて高額の貸し付けをする一方、不況になると必死に貸しはがし。

もちろん、借り入れる側が最終的に判断しているわけで、借り入れ側の責任も重大ですが、金融機関の無計画な貸付戦略が後の不良債権問題につながっていることも事実だと思います。

また、貸しはがしをするのも理解ができないわけではないですが、どうして顧客の相談に乗り、一緒に再生計画を練らないのか。そのノウハウを銀行内で蓄積できれば相当の強みになると思うのですが。

ともあれ、企業の経営について一緒に考えるということ、金融機関のあるべき姿ということについて考え、改めて自分のキャリア志向について確認させてくれた好著でした。

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業政駈ける

時は戦国時代。旧時代の関東の支配者である関東管領上杉家は、北条氏や武田氏の勢力に押され、風前の灯でした。

特に1546年の川越夜戦で北条氏康が上杉朝定・憲政を破ってからは勢力の均衡が崩れ、一気に上杉家は衰退していきました。

特に、(一般には)憲政は惰弱の将と言われており、次々と家臣に見放され、ついに自ら逃亡するに至ります。

そのような状況にありながら、衰退する主家を守らんと奮闘した勇将が上杉家にいます。


長野業政(業正)。一説には歌人の在原業平の子孫とも言われています。

彼は上野(群馬県)を支配下に収めんとする北条家・武田家の侵略を小勢ながら周囲の独立勢力をとりまとめつつ退け、ついには武田信玄に「業正がいる間は手が出せない」と言わしめます。

そんな彼を描いた小説を読みました。

小説では彼の後半生、武田家の攻勢を受けるところから始まります。

業正が国を守るために最も重視したのは「人」でした。

彼の戦略はまず婚姻関係作りから始まります。

彼には娘が多くいて、周辺の豪族と婚姻関係を作ります。それでも絶対の信頼というわけではないのでしょうが、娘たちも結構気が強く、かなり夫をコントロールしていたようで、それが一帯の団結につながったようです。

また、民衆との関係も大事にし、密な関係を維持していたため、常に民衆が協力してくれたため、それが防衛戦にも多大な貢献をすることになります。

何度も武田家を退けつつも、ついに追い詰められますが、時を同じくして長尾景虎が救援に来たため、ついに上野を守りきることに成功します。

しかしながら、その後業正は病死。跡を継いだ業盛は、父の「降伏せず討死せよ」との遺言を守り、武田家を相手に奮戦し、見事な最期を遂げます。

と、忠臣として描かれる業正ですが、wikipediaによると彼は北条家の勢力が強大になる中で北条家に組し、それが上杉家の動揺を引き起こし、憲政の逃走につながったとも言われているようです。

彼に限りませんが、歴史上の人物の評価とは難しいものです。

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現時点での志望校

先日MBAキャリア相談会に行った際に、米国トップMBAに行かれた方のお話を伺ったのですが、その時感じたのは、やはりトップ校に行けるなら行くべきであり、また、当然米国には世界中から優秀な人間が集まるのだから、米国の学校について選択肢から除外する理由はないということです。

また、米国MBAも最近はCSR、ソーシャルビジネス分野に力を入れているところが増えてきており、それらのテーマを充実したプログラム・コンテンツの中で学ぶことは非常に意義があると思いました。

もちろん、米国が起業が盛んであるなどエネルギッシュなお国柄というのも重要な要素です。

これまで米国についてあまり考えていなかったのは、主に学費の問題とTOEFLの問題がありました。

米国MBAは基本的に2年間のため、一般的に短い期間である欧州MBAに比べると学費・生活費が多く必要になります。欧州MBAならなんとか自力で資金調達ができそうですが、米国MBAについてはかなり厳しいと感じていました。資金提供者の視線も厳しくなります。

また、米国MBAは一般的に英語力の証明としてTOEFLを要求するため、IELTSで対応しようとする戦略に合致しないという問題がありました。

しかし、幸いなことに、米国MBAの中でもいくつかの学校はIELTSも受容しており、その中には希望する学校もいくつか含まれていました。

学費については、自力の資金調達のほか、奨学金やインターンの報酬、卒業後の収入増である程度対応できそうなので、あまり考えすぎて自分のチャンスをみすみす潰すということはやめようと思いました。

そのようなことを考えた中で、若干強気になりつつアップデートした現在の志望校はこんな感じです。

1.LBS

2.Michigan

3.UC Berkeley

4.Yale

5.Duke

6.UCLA

-----–以上、ドリーム校

7.Manchester

8.UNC

9.HEC

10.Warwick

11.Nottingham

米国トップMBAは欧州に比べてGMATの要求も厳しいので、これまで想定していた以上にGMAT対策はする予定でいます。

来年3月ごろにはとある予備校にもお世話になる計画です。

何とか来年の9月ごろまでには600点台後半を出せるようになりたいと思います。

・・・とこんな大口をたたいて実際どんな道をたどることになるのかわかりませんが、自分にもこのブログをご覧になっている方にも恥ずかしくないように頑張ろうと思います。

とりあえず、現在は単語の暗記とリスニングに注力しているところです。

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