
研究成果を世に出す
放送大学修士課程を修了して早一年。歴史に関する本は趣味程度に読むくらいになり、研究に関する資料はほとんど読むことはありませんでした。したがって、研究活動としてはほとんど進展がありませんでした。
研究活動といっても本業ではないので焦って行う必要はないのですが、研究をやめてしまうとせっかく修士論文としてまとめた成果も忘れてしまうし、世間に見てもらうこともなく埋もれてしまうことになり、もったいない気がします。
そのため、修士論文を作成する過程でまとめたことをブラッシュアップし、何らかの形で公表したいと考えていました。公表の仕方としてはウェブサイトでアップする、地元の歴史愛好家の団体(小田原だと小田原史談会という団体があります)で公表するという方法のほかに、学術誌に投稿するという方法があります。
学術誌だと歴史学の専門家の方にも読んでいただく機会もありそうなので学問への貢献という点では非常に有意義だと思うのですが、一方で多くの学術誌には査読という関門があります(分野にもよるとも聞きます)。歴史学分野で論文の投稿を受け付けている学術誌などをいくつか見てみましたが、どれも査読をパスすることが掲載の条件となっていて、査読を避けることは難しいようです。
査読によって専門家の方にコメントいただき論文をより良いものにして世に出すということは優れた仕組みですし、作成する側にとってもありがたいことだと思うのですが、査読者からどんなコメントがつけられるのか、再起不能なコメントをもらって本当に立ち上がれなかったらどうしよう、といった不安もあります。査読を受けてまったくコメントがないということはなさそうなので、掲載の見込みがあるコメントだと嬉しいのですが、箸にも棒にも掛からない、なんて言われた日には立ち上がれるかどうか。。。
業務で上司などからコメントをいただくことはよくありますが、査読者は上司とは違う関係・距離感ですので、どのような感じでコメントが来るのか想像できず、必要以上に不安になっている気もしますが、よくわかりませんね。
ただ、査読はお互い匿名だと思いますので何を言われてもその場限りともいえます。そう割り切れば少し気が楽になるので査読を受けてみようかという気にもなりました。査読を受ける中で何かしら成長できる気がしますしね。
初めての査読への挑戦
せっかくなら歴史学の分野でも少しでも爪痕を残したい、ということで査読に挑戦してみることにしました。修士論文をベースとした内容なので資料集めや構成に労力を割く必要はほとんどありませんでしたが、改めて読んでみると論理構成が弱いところや追加すべき根拠がいくつか見つかったので、できる限り修正を加えて読みやすく、また理解してもらいやすくしていきました。
何度直して、何度読み直しても不安は尽きませんが、どこかで区切りをつけなければ先には進めませんので、ざっと読み直して引っかかるところがなくなったところで査読のための投稿を行うことにしました。
投稿は印刷して提出するものと思っていましたが、ウェブで提出できる場合もあるようで、今回の投稿先もウェブで提出を受け付けていました。そのため、フォームに必要事項をささっと書いて論文のファイルを添付したらそのまま提出です。手軽すぎて論文を提出したという実感があまり湧いてこないです。
ともあれ、すでに賽はふられました。あとは査読の結果を待つだけです。何か月かかかるようなので忘れた頃にフィードバックを受けることになりそうです。それまでは本業に集中して時間が経つのを忘れるようにしようと思います。
良いフィードバックをいただけますように!!