2022年度最初の単位習得試験
今週末(6/18・19)は奈良大学通信教育部で今年度最初の単位習得試験がありました。
私の場合昨年度にレポートが合格していた史料学概論・東洋史特殊講義・書誌学の受験が可能ですので、善は急げと今回まとめて受験することにしました。
さすがに一日で終わらせるのはきついので、土日に分けることに。土曜日に史料学概論と東洋史特殊講義、日曜日に書誌学にしました。
これが全て合格すれば試験で習得が必要な科目は終わりなので、一気に決着をつけたいところです。
土曜日の試験
土曜日は史料学概論と東洋史特殊講義。それぞれ1時限目(10:00-)と2時限目(11:00-)にしました。自宅で受験して当日中に回答すればよいので時限はあまり関係ありませんが、早く問題を確認した方が回答時間が長く取れるので朝起きることができるのであれば早い時限を選択するのがセオリー(?)だと思います。
1時限目の史料学の問題は正倉院文書の伝来とその歴史的意義について。
正倉院文書とは正倉院に保存されている奈良時代の古文書群で実務的な文書が1万点以上ある貴重な史料です。
歴史書などの編纂物はどうしても作成者の作為や間違いが避けられませんが、実際に使用された文書は作為はなく実務そのものを示しているので、編纂物の隙間を埋める史料だといえます。
そんなことをつらつら書きました。
試験の回答を書いていいのか、という疑問はありますがこれくらいは履修している方なら誰でもわかっていることなので大丈夫でしょう。当たり前ですがこれだけでは絶対不合格ですし(笑)
2時限目の東洋史特殊講義の問題は科挙についての説明。
中国史において古代と中世の境は唐代中期頃にあるといわれ、その背景にはその頃に安史の乱で貴族層が没落して、代わって皇帝が官僚層を活用して直接民衆を統治する君主独裁体制が確立したことがあります。
そしてその官僚層を登用するためのシステムとして科挙があり、その結果として一般庶民からも多くの人材が登用され、かつ世襲が高い確率で排除されることになりました。
これも試験の回答を一部書いていますが、これくらいのことはテキストの「科挙」という文字が書いてあるところを少し読めばわかることなので大丈夫でしょう。これも実際にはそれなりに論考しています。
それぞれA3の回答用紙の大部分を使った回答になりました。
回答を考えたら後はひたすら回答用紙に書き写します。丁寧な文字を書こうとすると筆圧が強くなるので疲れます。2科目で大体1時間半くらいは書いていた気がします。
できれば郵便局で出したかったので窓口が閉まる18時をめどに頑張りました。そのおかげで無事ギリギリ郵便局に駆け込むことができました。やれやれ。
日曜日の試験
日曜日は書誌学のみ。書誌学はレポートの評価が低かったため、試験では十分に時間を取って回答したいと思い、一日をフルに使える2日目にあてました。
ちなみに日曜日は郵便局の窓口が15時までなので実はそんなに余裕はありません(窓口での投函にこだわらなければ一日中時間をかけても大丈夫です)。
セオリー通り(?)1時限目にしているので、試験問題発表の10時を待ちます。
さて、気になる問題は・・・。
次に掲げる用語について説明せよ。
指定された8つの用語についてそれぞれ説明するのですが、用語についての説明ですし、一つ一つに割ける文字数も多くはないので淡々と説明します。用語によって説明の濃淡はありましたが順調に回答することができ、こちらも無事に窓口で提出できました。
これにて今週末の試験ラッシュは終了。
頭も腕も疲れましたが、気持ちよく眠れそうです。
テストが終わったので、これからは卒業論文の草稿作成に注力していこうと思います。
こちらも順調に進んでくれたらいいのですが、どうなることやら。
どちらにせよ、これが最後の試験ラッシュであることを祈ります。。。