良い絵画はよき
タイトルに美術史とか書きましたが、もう美術「史」は関係ないですね…。ただのオタク記事です。
先日、ハマっている軌跡シリーズの版画を買って喜んでいる記事を書きましたが、やはり好きな絵画が自宅にあって好きな時に眺めていられるのは楽しいものです。
最近は自宅で仕事をすることが多いですが、仕事の合間に少し絵画を眺めるだけでも気分が変わります。多分風景画を眺めたりしても同じ効果が得られそうです。
前回は軌跡シリーズ三作品の主人公が一堂に会する『三つの軌跡』という作品を購入しましたが、今般以前から欲しかった作品が我が家のコレクションに追加されました。
『暁鐘のクロスベル』。軌跡シリーズ4つ目のタイトルとなる「創の軌跡(はじまりのきせき)」の一幕をモチーフにしています。
創の軌跡は閃の軌跡の後日談にあたり、過去の軌跡作品から多くのキャラクターが登場して織りなされるストーリーになりますが、『暁鐘のクロスベル』は零の軌跡・碧の軌跡の主人公であるクロスベル警察特務支援課のメンバーがクロスベル独立のために立ち上がるシーンを描いています。まさに「暁鐘」です。
私がこの作品に惹かれたのは、もちろんイラストとして素晴らしいこともありますが、特務支援課の面々が「零・碧の軌跡」の時代からずっと大小色んな困難にぶつかりながら一つずつ「壁」を乗り越えていく姿に強く共感して非常に思い入れのあるキャラクターだからというのもあります。
特務支援課はもともと警察組織の傍流として設置され、窓際感すら感じさせる組織で当初は誰からも期待されていなかった存在ですが、新米警察官として小さな事件を一つずつ解決していくうちに市民の信頼を勝ち取ったり、大きな事件を解決していくようになり、最後にはクロスベルの英雄的存在になっていきます1この点が創の軌跡のストーリーのポイントにもなってきます。。
また特務支援課はリーダーのロイド・バニングス(上の絵の中で旗を持っている青年)を含め基本的に4名のメンバー(+上司)で構成されますが、他の3人が特定分野で非常に高いスキルを持っているのに対し、ロイドの専門性は捜査能力という警察官としては必須ながら他のメンバーに比べると地味(?)なところがあります2ただしゲームでの能力は捜査官としても戦闘員としても高いですし信頼を寄せられています。。
ロイド自身も若干それを引け目に感じているふしがあるのですが3時折自分の成功は他人によるもので自分はまだまだという自己評価がみられます(閃の軌跡Ⅱ外伝など)。、彼は捜査能力に加え、持ち前の情熱とリーダーシップ、優しさで見事にチームを引っ張っていきますし、他のメンバーもそれぞれの能力をいかしてチームやロイドを助けていきます。
このように、誰にも期待されていないところからコツコツ頑張るところや際立った能力がなくても努力を積み重ねてチームを引っ張るところがサラリーマンである自分の琴線に触れる気がします。
また、ロイドは空の軌跡・閃の軌跡の主人公と比べて血筋が普通であることも一般人である自分には共感するものがあります。もちろん空の軌跡・閃の軌跡ともに主人公は魅力的ですが。
あと、多くのRPGの主人公と異なり武器がトンファーというのも独特でいいですね。その理由が攻撃ではなく防御と制圧を主眼とするというところも警察官としてのポリシーにあふれていて素晴らしいです。
ついロイド語りをしてしまいましたが、ロイドたち特務支援課が(碧の軌跡の後の)数々の困難を乗り越えてクロスベルの独立を勝ち取るところは特務支援課ファンとしては随一のシーンですし、このイラストを眺めているだけでも零・碧の軌跡(+閃の軌跡)の物語が頭に浮かんできます。よきです。
せっかくなので、「三つの軌跡」と「暁鐘のクロスベル」を並べてみました。
もう、軌跡ファンとしてはたまりません。ずっと眺めていられそうです。
背景のカーテン(イースⅧの主人公のアドルとダーナ)もいい感じです。
フィギュアもよき!
ここまで絵画のよさを語ってきましたが、もう一つの文化財(?)である立像、もといフィギュアもまたよきです。
大きいフィギュアもいいですが、ねんどろいどとよばれるSD風のフィギュアが好きで日本ファルコム作品(イース・軌跡シリーズ)のキャラクターのねんどろいどについては積極的に集めてきました。
まだ十分とは言えませんが、とりあえずイースと軌跡シリーズの主人公を含め、ある程度の数のねんどろいどを揃えることができました。
イチオシのロイドについては制服バージョンのねんどろいども存在し、ネットで販売されているのも確認しているのですが(2022年5月末現在)、レアであるためか非常に価格が高く手を出せずにいます。そのため今は海水浴バージョンで我慢です。
これらのねんどろいどは、基本的にヤフオク、メルカリ、eBay、淘宝、駿河屋ウェブサイトで購入しました。
eBayは海外の、淘宝は特に中国に特化した通販サイトで国内で見つからない商品が意外に安価で見つかることがあります(ゲームソフトを海外で販売する際の特典としてねんどろいどが付属する場合があるため)。
先日はNintendo Switchで発売された那由多の軌跡を購入しましたし、まだSwitchで登場していない黎の軌跡を待つなど軌跡愛はまだまだありますので、引き続き版画やねんどろいどの蒐集も財布と相談しながら進めていきたいと思います。
黎の軌跡はSwitchに移植される前に続編がPSで出てしまいそう…