些細な情報でもブログ記事は役に立つ
ブログ記事は痒い所に手が届く
奈良大学の学業に集中している今日この頃ですが、科目ごとに得意・不得意があり、またレポート・試験の合格が難しいと噂される科目もあるので、レポートの作成に悩んでしまうことがあります。
「考古学」なり「源氏物語」なり、一般に共有されている内容であれば書籍を読めば内容の理解につながりますが(そのためにテキストも提供されていますし)、大学の科目の話になると内輪ネタなので書籍を読むだけでは悩みは解決しません。
奈良大学には学生同士で情報交換ができる掲示板サービスがあって科目に関する情報交換ができるので科目の難易度や先生の評価基準についてある程度わかるのですが、科目ごとに情報量が異なるうえ、自分から「この科目って難しいんですかねー?」みたいなことを聞くのは気が引けるので情報量に限界があります。
しかし、奈良大学通信教育部の強みの一つは在校生・卒業生にブログを書いている方が多いことだということに最近気が付きました。
歴史が大好きで勉強したいという人ばかりだという性格もあってか、情報発信にも積極的な人が多いのかもしれません。私もその一人ですが。
そういえば一緒にMBA受験を乗り越えた皆さんも結構ブログを書かれていましたし、自分もブログの情報に助けられたこともありました。改めて考えると、MBAもブログによる情報量が多い分野かもしれません。
奈良大学の在校生・卒業生の方のブログを読むと、科目ごとにどのようなことを考えてレポートを書いたのか、先生は何をどのように評価したのか。あるいは試験はどんな感じだったのか、などこちらが欲しかった情報がピンポイントで書かれていたりします。
仕事でも上司や取引先が何を考えているかを把握して情報提供することは重要ですが、レポートでもそれは同じでそのような情報を収集することは有意義なことだと思います。
もちろん奈良大学でどのような学びがあるのかということは奈良大学への入学を検討している人にとっては役に立つ情報なのでそういう記事も大切だと思います。自分はどちらかというとそちら重視で書いていますし。まだ単位を一つも取っていないという理由もありますが。
ともあれ、痒い所に手が届く記事はありがたいですし、そういうのはブログならではかもしれません。それも私が意識していることでもあります。王道の記事なら他にも情報媒体はたくさんありますが、メインストリームのメディアは些細な情報の提供には向かないので、ブログの強みを生かせると思います。
ブログ記事は細切れでもいい?
プライベートで書くブログ記事のいいところは情報量が自分で決められるという点にもあると思います。
レポートや業務報告書は一定程度記載すべき情報の内容や量が決まっているためそれなりに考えることが多いですが、ブログ記事にはそのような制約はありません。
もちろんネットに公開している以上人に読んでもらいたいというのはあるので、情報の量や見せ方を多少考慮すべきかもしれませんが、それを考えすぎると記事が書けなくて提供する情報量が結果として少なくなってしまう気がします。
私もブログを書き始めた頃は深く考えずに書きたいことを徒然に書いていたので頻繁に記事を掲載していましたが、最近は記事ごとにそれなりの量を書こうと思ってしまい、結局何も掲載できずに時間があいてしまいがちです。
ただ、ブログ記事は小回りが利くことがよさであり、特に痒い所に手が届く情報を発信したいと思うならなおさら一つ一つの記事の質にこだわりすぎるのはよくないとも思います。
情報が正確であることは当然ですが、それを除けば些細なことをちょこちょこっと書くだけでもある人には響く情報になるようにも思います。
ということで、このブログでも細切れでも記事掲載の頻度を増やしていった方がいいのかな、と思っています。いつまで続くかわかりませんけど。
王道でないことの強み
王道でない=傍流、ではない
社会人になってもう10年以上、いろんな経験をしてきましたが基本的に自分のキャリアは王道というか花形ではなかったと思います。
資産運用会社での勤務経験が長いですが、一貫してコンプライアンスという管理部門であり、運用会社の花形でもあるファンドマネージャーやアナリストなどの運用業務に関わったことはありませんし、MBAも知名度が高い英米の名門校ではなくオランダの学校でした。
勤務してきた会社も大手はあまりなく、少なくともグローバルで巨人といえるような会社での勤務経験はありません(ブラックロックやフィデリティといった名門も世間的な知名度がどの程度あるか知りませんが)。
したがって自分のキャリア・経験にキラキラ要素はあまりなく、多くの人から話を聞きたいと思わせるような感じではないと思います。
SNSなどではキラキラ要素満載のエリートが結構いてすごいなー、と思うことは多々ありますし、ネット記事でそういう人が情報発信をしているのを見るとこの路線には行けないと思ったりもします。
しかし、世の中はキラキラ要素ばかりで成り立っているわけではなく、そういうものから若干距離を置く生き方を選ぶ人も少なからずいるのではないかと思います。
競争から距離を置くためであったり、ユニークさを求めて、など理由は様々でしょうが、そういう生き方にもまた独自の価値があり、それはキラキラ路線に必ずしも劣るとか道を外れているとか、そういうものでもないはずです。
まあ、自分が当初から花形の仕事に就けたり名門MBAに行けていたらこういう考え方をしなかったのかもしれませんが、結果的に華々しい道を行っていなかったから得られた視点だとしたら、巡りあわせに感謝しないといけませんね。
といった考えから、私は発信されやすい王道路線とは違う路線とは違う観点での情報発信を行っていきたいし、それこそが自分の出せる付加価値だと信じています。
正面から東大→名門企業・外資金融・コンサル→ハーバードMBAみたいな人と戦ったらそれこそ単なる劣化版にしかなりません。
王道ではないけど傍流・劣化版にはならないようにしたいものです。
ユニーク路線の情報発信
前述のとおり、何事も情報発信というのは王道を前提としたものが多いと思います。
大学受験であれば高い偏差値に入るための情報が多いですし、MBAにしても高ランク校に行くための情報が多いです。
運用会社の業務に関する情報でも運用業務に関する情報が多く、管理部門の業務に関する情報はそれに比べると少ないです。採用情報にある社員のインタビューを見ても運用業務や営業といった花形部門の人の記事が多いのに対し、コンプライアンスの人の記事なんてほとんど見かけません(涙)。
もちろん垂直的なヒエラルキーがある中でできるだけ上の方に行きたいというのは当然のことでそのような情報に大きな需要があるのは当然のことです。
一方で、そういうヒエラルキーから外れた観点からの情報というのは相対的に少ないですが、それにも一定の需要があると思います。
そういった点に注目した、かつ小回りの利いた情報発信をすることはメインストリームとは違うところで頑張りたいという同志の支えになると思いますし、そういう人が増えること自体が世の中のためになると信じています。
負け犬の遠吠え、と言われるかもしれませんしそれが間違っているとも思いませんが、王道・エリート街道ではなくてもユニーク路線を堂々と進み、独自の価値を築いていけるような人間になりたいと思いますし、情報発信を通じて同じような考えを持っている人の役に立てたら幸いです。
最初の話とずれてきましたが、レポート・試験の評価における先生の視点はともかく、奈良大学での学業についても積極的に記事にしていきたいと思います。
運用会社のコンプライアンスの話は…ニーズありますかねー(汗)