北条氏康スーツ

プロ野球選手やアイドル、アニメのキャラクターなど、人気者に関連するグッズはたくさんありますが、やはり好きな人やものに関係するものは身につけたり身近なところに置いておきたいと思うのがファン心理だと思います。

かくいう私も結構好きなものにハマる性格で、好きなアニメやプロ野球選手のグッズを買うこともしばしばありました(オタクというなかれ、ファン心理です)。

さて、私の最も好きな歴史上の人物に北条氏康という人物がいます。
戦国大名北条氏の三代目当主で、武田信玄や上杉謙信のライバルとして知られますが、私が歴史好きになるきっかけとなった人物でもあります。
となれば、彼に関連するものがほしくなるというのがファン心理というものです。

そんな北条氏康好きの前に現れたグッズが、北条氏康スーツ
スーツであれば、仕事中違和感なくずっと身につけていることになるので、ある意味最高のグッズといえるかもしれません。

ということで、北条氏康スーツを作ってみました。

まずは全体。

生地は格子柄のものにしました。
これは、北条家独自の築城技術である障子堀や畝堀をイメージしたものです。

畝堀とは堀を格子状に分割したもので、攻め手の勢いを緩和する仕組みです(下の写真は山中城の畝堀)。

スラックスには、小田原・箱根特産の寄木細工のボタンがついています。
ちなみに小田原は北条氏の本拠地です。

ジャケットの内側にも寄木細工のボタンがついています。

ジャケットにはこのスーツの特徴でもある北条氏の虎朱印「禄寿応穏」の織ネーム。
禄寿応穏とは、民衆の財産と生命が穏やかであるように、という意味で、以下に北条氏が善政を心掛けていたかが伺えます。
ちなみに、虎朱印とは代々の北条氏当主が文書に押印した印鑑で、現在でいうと代表取締役印といったところでしょうか。

ジャケットの中はこんな感じ。
ちなみにポケットのカラフルな部分は、北条氏康を支えた五色備をイメージしています。
黄備を率いた北条綱成は河越の戦いをはじめとして、氏康の覇業を支えた勇将として特に知られています。
また、上下のラインは、よく北条氏のイメージとして使われる黄緑色を使用しました。

袖口にはやはり五色備をイメージした五色のボタン。
袖口のリボンも五色備のイメージです。

大事なプレゼンが迫っていたので、このタイミングでスーツを受け取ることができてよかったです。
プレゼンのときはこのスーツを着て、氏康公のお力添えをいただいて無事に乗り切りたいところです。

今のところ、北条氏康のほかに織田信長、石田三成、真田幸村、島津義弘のものがありますので、ご関心のある方は是非作ってみてはいかがでしょうか。

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