就職活動戦線異状アリ!?(2013年1月編-3)

東京滞在4日目は欲張ってスケジュールを入れたためにかなりバタバタしました。
しかもありがたいことに某コンサルから面接のお話があったため、面接まで入ることになりました。

まずお昼には人材大手のパソナに、パソナが手がけている「良い会社プロジェクト」について担当者の方にお話を伺いに行きました。
東京駅からすぐで非常に便利な立地です。


パソナ本社にお邪魔しました。

オフィスに入ってすぐに飛び込んできたのが植物工場
パソナが植物工場を運営しているというのは聞いたことがありますが、実際にオフィスの中にあるのを見ると非常に面白いです。

現在はコストがかかっているけれども将来的にはコストを下げることが可能だし、また安定した生産を実現できるようになるので将来有望とのこと。
また水と少々の肥料だけで育成でき、栄養価も問題ないということでした。
世界的な人口増加や食料安全保障の観点からもこういう取り組みには期待したいですね。

ちなみにランチをご一緒した時にこの野菜を頂いたのですが、味も普通の野菜と遜色なくおいしかったです。

こちらはパソナが一般に開放しているカフェ。カフェにはピアノがあり、よく演奏されているのですが、社員の方も演奏されるということです。
パソナの社員の方には音楽をずっとされてきた方も多くいて、そういう方が音楽を発信する機会を提供し、その道で活躍するきっかけとなるようにということでした。

ランチでは「良い会社プロジェクト」についてお話を伺いました。
良い会社プロジェクトとは、主に従業員満足度(ES)に焦点を当て、ESが高いとされる会社の特徴を調査し、その結果を基に多くの会社に働きかけて良い会社を増やしていく取り組みです。

特に社員のモチベーションが高くなるような取り組みをしている会社が良い会社とされ、特に未来工業鎌倉投信という会社を高く評価されていました。
未来工業は「日本一社員が幸せな会社」として有名ですし、鎌倉投信も良い会社を選別し、投資家と投資先企業をつないで両社の距離を近くするという取り組みで有名です。

またパソナでは起業家を支援する取り組みの一環としてインキュベーションセンターを設置し、企業を目指す人と社員の交流、また異業種交流を促しています。
このような取り組みも興味を引きました。

上記のピアノの話も含め、パソナという会社は人材会社として「働く」ということに真剣に向き合っているという好印象を受けました。

午後には依然あるイベントでお会いした大学の先輩からご連絡を頂きお茶することに。
その方も留学経験があり、しかも私の留学先であるRSMも志望校の一つだったということで強いご縁があるようでした(笑)
その方は金融機関勤務で、私も金融業界も就職先として検討していることから最近の金融業界の動向について伺いました。
1年間日本を離れていて、金融業界の動向についてはほとんどフォローしていなかったので大変勉強になりました。

また、話を聞いていて企業が合併するというのは本当に大変なことであること、バック部門であってもポジションによっては経営企画のように行動な調整能力が必要とされ、同時に会社に大きな影響力を持ちうるということを感じました。

この方とは直接お会いしたのは1度だけだったのですが、Facebookで東京にいることをポストしたところ、ご多忙中にも関わらずお時間を割いていただいて感謝してもしきれません。前回の面接のケースもそうですが、本当に色んな方に支えられているのを実感します。ありがたいことです。

そして話を終えたらすぐに移動して今度はエージェントとの面談。
前職が資産運用会社のコンプライアンスということで、資産運用会社のポジションについて話を聞きました。
私の場合はやはりコンプライアンスのポジションの紹介が多いのですが、コンプライアンスのほかマーケティングのポジションもよく紹介されます。
残念ながら、関心のあるアナリストや商品企画部門については紹介は全くありませんでした。経験者が求められていて、この年からアナリスト業務を始めるというのは現実的ではないのでしょうね。こればかりは運ですからどうしようもありませんが。

ただ、現時点では資産運用会社のポジションはあまり希望していないので具体的な話には至らず。とりあえずアンテナだけ張っておいてもらうことにしました。

面談を終えて夕方の某コンサル面接へ。
事前に担当エージェントの方とお会いして面接の準備をすることになっていたので早めに到着。
面接する企業の特徴や面接の内容、言うべきことなどについて確認をし、面接会場まで同行していただきました。
ここまで丁寧に対応してくださるエージェントは初めてだったので驚くと共に、非常に心強かったです。

そして面接へ。1次面接はコンサルタント2名が担当されました。
最初にお題を渡され、10分でプレゼンの準備をし、5分でプレゼンすることになりました。
プレゼンは留学中に散々やったので焦ることもなく、淡々と行いました。
ポイントもしっかりと押さえ、質疑応答に
ついても自信を持って行うことができました。

その後は一般的な志望動機や経歴の確認などで、コンサル特有のものはありませんでした。面接自体も和やかな雰囲気で終了しました。

この日の予定はこれで終了です。

そして東京最終日。

この日は昨年ロッテルダムにいらっしゃったコー円卓会議の日本支部の方を事務所に訪問し、ご挨拶を兼ねて昨今のCSRの動向についてお話を伺いました。

最近企業が注目しているCSRの分野について訪ねると、答えは「人権」でした。
人権といっても幅広いのですが、特に従業員の人権に関するもの(例えば長時間労働)などが課題となっているそうです。
特にグローバルな企業活動が増えると国毎に異なる人権の概念をどのようにすり合わせるかが問われることになってきますし、国際的な基準を作ろうとすればなおさらその傾向が強くなってきます。

消費者に近いアパレル業界などが特にCSRに注力しているそうで、日本でこの人権の課題に積極的取り組んでいるのは有名な某高級アパレルブランドだそうです。
そのブランドは私も好きなブランドだったので、ますます好感を持ちました。
こういう風にCSRはブランドとなっていくのだと実感(笑) BtoC企業がCSRに力を入れるのも分かるというものです。

最後に貴重なお話を伺って、その足で仙台に帰還。
帰りは新幹線だったので、気楽な旅でした。

就職活動という点では大きな進捗はありませんでしたが、色々学びのある東京出張でした。
広報・IRにコンサルと方向性としてはあっちに行ったりこっちに行ったりという感じですが、話を聞くたびに各職種の魅力を感じるので、この調子で多くの方からお話を聞いて、将来結ぶことのできる「」を増やしていきたいと思います。

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