以前にも書きましたが、RSMにはMBAと金融専攻修士(Master of Financial Management; MFM)というコースがあり、それぞれ選択科目を受講できるようになっています。そもそもMBAの学生の多くがファイナンスに関心を持っていますし、寮も同じなので自然と近くなります。
そんな二つのプログラムが、ついにDouble Degree Programを始めることになりました(学校からの発表はこちら)。
2014年からの開始ですが、来年度の学生にも試験的にオファーが出ているようです。
MBAとしてマネジメントのスキルを高めつつファイナンスの専門知識を身につけたいというニーズに応えるこの制度には関心を持たれる方も多いかと思いますが、まだ情報があまり出ていないようです。
そこでRSMの新しい取り組みを宣伝すべく、担当者のBartさんに取材してきました。
・Requirements
– GMAT600以上(又は相応のGREスコア)
– 3年以上の職歴
– RSM MBA Academic DeanとのFollow up interview
– ファイナンスのキャリアに関する強い意欲
・Double Degreeの期間
1月~3月の15か月。
1月~6月(Term1,2)まではMBAと同じクラス。ただし各学期MFMの科目を1科目ずつ追加で受講。企業相手のプロジェクトであるLiving in Management Projectにも参加。
ブリュッセルでEUや企業見学を行うThemed Research International Project (TRIP)には参加しない。
7月~12月はMFMの必須科目及び2科目の選択科目を受講。
Study Trip(主にロンドン)もMFMのものに参加。
1月以降は修士論文の作成(必須)。
オプションとしてインターンシップに従事することもできる(修士論文も作成)。
欧州MBAの運動会であるMBATや卒業パーティ(Gala Party)にも参加可能。
・学費について
未定だが€55,000-60,000になる見込み。
MBAよりは高い。
・受け入れ人数について
20名程度。
・MFM生の進路について
MFMのプログラムは金融業界のマネージャーを育成するように設計されているため、金融業界の様々な業種・職種に卒業生を輩出している。
・受講できるMFMの科目について
必ずしも金融市場に偏っているわけではない。
Derivative, Risk Management, Empirical Finance, Financial Accounting, Valuation, Simulation Gameなど様々。
・交換留学に応募可能か
不可。
・Double Degreeの強み
MBAのマネジメントスキル+MFMの金融の知識という差別化ができる。
PhDなどアカデミックなキャリアに進む際にも有利。
RSMのMFMも高く評価されている。
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