多くの私費MBA留学生にとっては就職活動ともいえるボストンキャリアフォーラム。
今年は例年より早い10月の開催で、先日開催されました。
私も参加しましたので、その状況をご紹介しようと思います。
8月頃にはボスキャリ参加企業の多くが選考のための応募書類の受付を始めますので、応募書類の準備を始めます。
履歴書/CVの送付だけでOKの企業もあれば、独自の質問への回答が求められる場合もあります。応募までは時間がありますし、また一度応募すると応募書類の訂正ができないので慎重に回答を考える必要があります。
私の場合、英文での応募については学校のキャリアセンターに、日本語での応募については適宜知人に相談、添削の依頼をしました。
ボスキャリまで1か月を切るとボスキャリ中の面接の予約や事前の電話インタビューの予約が入るようになります。
私はなかなか面接のアポが入らず焦ったため、1か月前頃から応募する会社を増やしましたが、2週間前くらいになるとどんどん入ってくるようになりました。
2週間くらい前から入ってくるのが普通のようですので、あまり焦る必要はなさそうです。
事前インタビューがあったのは某外資系メーカーと某外資系金融機関でした。両方とも日本語の面接でした。
内容は志望動機や自己PRなどの基本的なものでした。
・・・といいながら両方とも不合格(涙)
とはいえ、本番に向けていい練習の機会になりました。
この事前インタビューの後、卒業生の方に面接の練習をお願いしました。
いざ面接をしてみると、言うべきことがあまりまとまっていなかったり、論理的な回答ができていなかったり、またはっきりとした話し方になっていなかったり、と問題点が山積していました。
この点についてはアドバイスを頂いたり、自分でも録画して欠点を確認したりして改善に努めました。
また英語での面接を想定して、学校のキャリアセンターでも面接の練習をしてもらいました。
日本語でも言われたことではありますが、回答がstructuredされていないことが一番ダメだと言われました。聞いていてわかりにくい、と。
まず最初に結論を言って、次にdetailについて話すべきということでした。
英語だと、とにかく話さなくてはいけないと言う意識からつい口が先に動いてしまうのですが、この点は注意しなければいけないと思いました。
このように準備をして、ついにボストンへ。
オランダからボストンへは乗り継ぎで約15時間。非常に長い旅になります。
またオランダとの時差は7時間(-7)、日本とは14時間(-14)と大きく、米国内はともかく、国外から移動するには相当の疲労が伴います。
そのため、可能であればボスキャリ前々日(水曜日)の到着をお勧めします。
ボストンは交通の観点から見ると、地下鉄で移動できる地域とその外部で、Commuter Railという在来線で移動する郊外の地域に分かれます。
ボスキャリの会場はSouth Stationというボストンの中心地にあり、ほとんどの参加者は地下鉄で移動できる範囲でホテルをとります。学生及び企業の採用担当者が同時期に集まるためホテルの宿泊費は高騰し、1泊10,000円以上というのが相場になっています。
そのため、郊外のCommuter Railの駅の近くにホテルをとりました。
・・・が、これが大失敗。
Commuter Railとはその名の通り通勤客をターゲットにしていますので、朝と夕方に電車が集中しており、また土日はほとんど電車が走っていません。
しかも、地図で見た最寄り駅には電車が通っておらず隣駅を利用することになり、毎回タクシーでの移動になってしまいました。節約のために郊外のホテルをとったのが仇となってしまいました(汗)。ということで、ホテル選びは慎重にする必要があります。
水曜日に到着し、木曜日はボストン観光でリラックスすることにしました。
留学してから博物館に行くのがちょっとした趣味になっているので、Boston Museumへ。
世界各地の素晴らしい絵画や作品がたくさんあって、大変充実した時間でした。
欧州で訪れていた博物館・美術館は欧州の作品がメインのため、米国だけでなくアフリカや中南米のものまで展示してあるBoston Museumは面白かったです。
あと、ボストンで履歴書用の写真を撮影しようと思ったのですが、ここにも落とし穴が。
ボストンなら写真屋さんもたくさんあるだろうと思っていたのですが、対応しているサイズが2×2インチのみで、3×4cmの写真は撮影してもらえませんでした。
結局、小さめに撮影してもらって、それを自分で切って3×4cmにしました。
何事も事前に用意しておくことが大事だと反省…
ともあれ、なんとか準備を終えてボスキャリ本番に臨むことができました。
ボスキャリ本番については次のエントリーで。
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