ロッテルダムに来て初めての土曜日はせっかくの機会ということで、お友達との交流を深めることにしました。
未だに風邪が治らないので朝遅くに起床し、午前中に、日本の名門大学からエラスムス大学に交換留学でいらっしゃっていて、同じくEI-Houseに住んでいるNaokoさんのお部屋を訪問。
若いのに交換留学に来ているだけあって、非常にしっかりされていました。
ロッテルダムの街のことやごみの捨て方などの生活情報をしっかり確認。
英語で聞くと理解力が相当低下するため、日本人から教えてもらえるのはありがたかったです。
彼女は就職活動で、我々MBAもお世話になる「ボストンキャリアフォーラム」に参加していたため、就職活動の話などもしました。
就職活動については、こちらは社会人のため、多少はアドバイスできました。
お互いの成功を祈りたいところです。
お昼は外で食べようと思ったら、近くにレストランがないため、今度は部屋にお招きしてお昼をごちそうしました。
メニューはパスタとサラダ。質素ではありますが、楽しく食事ができました。
せっかく近くに住んでいるので、今後も交流を続けたいですね。
Naokoさんとの食事の後は、RSMのクラスメートがロッテルダム観光に誘ってくれていたので、ロッテルダム市内へ。
同行してくれたのは同い年のインドネシア人。英語がすごく上手です。
年末にロッテルダム入りしたそうで、市内のことも把握しており、いろいろ案内してくれました。
そのうちの一つが、ロッテルダム中央駅南の中華街。
中華料理の店やアジアの食材が売っているお店がありました。
中華街のアジア食材店にて。日本でおなじみの「焼きもろこし」や「かっぱえびせん」など。
そのあと、商店街などを散策。今はセールの時期で有名ブランドも安くなっていて、つい購買意欲をそそられました。あのPaul Smithも割引してました。
ブラブラ歩いていると、ロッテルダム名物のマーケットに遭遇。
土曜日と火曜日に開いています。
生鮮食品やiPhoneのアクセサリー、服などが売っていました。
ロッテルダム・Blaakのマーケットにて。新鮮な海鮮が並んでいました。
その後、安い電化製品のお店でドライヤーとオーブンを購入し、そのインドネシア人のお宅にお邪魔しました。
案内してくれた友人のお宅。夫婦用で室内はとても落ち着いていい感じでした。
彼はインドネシアで渡航を控えているご家族と話すためのインターネットの設定で忙しそうでしたが、インドネシアのコーヒーをふるまってくれました。インドネシアのコーヒーは甘くてほのかに焦げたような香ばしい匂いがしました。
コーヒーというよりはココアに近い印象でした。クセになりそうです。
その後、夜に企画されている同級生が集まる飲み会に一緒に参加するため、我らがEI-Houseにやってきました。
集合まで少々時間があったので、お部屋でコーヒーをふるまいました。
歓談していると、部屋の中にある、あるものを見つけて、「おお、これボクがインドネシアで担当していた商品だよ!」と。
左がオランダの”Rexona”、右が日本の「レセナ」。同じ商品です。
彼はインドネシアでは大衆消費財のブランドに関する企画の仕事をしていたそうです。
そして、日本でも有名なこちらの商品についても扱っていたのだとか。
ちなみに、この商品、日本では”Rexena“ですが、オランダやインドネシアでは”Rexona“、さらに南アフリカでは”Shield“という名前なんだとか。
集合時間になって、彼と二人で飲み会に。
続々と同級生が集まってきます。
この飲み会こそがネットワーキングのヤマ場、ということで気合を入れて臨みました。
しかし、残念ながら日本でできないことが、簡単に海外で、しかも外国語でできるはずもなく、最初はやはり聞き役に回りがちでした。
しかし、これでは最初から負け組決定ではないか!?と思い直し、他の人の話が途切れたのをみて、できるだけ話しかけるようにしました。
幸い、他の同級生もできるだけ話を聞くようにと心がけていたのでしょう、こちらの話もきちんと聞いてくれました。
とはいえ、どちらかというとこちらの質問の方が多かったので、まだ強く関心を引き付けるには至っていないのが実情です。
どうしたら相手をひきつけるような話ができるのか、暗中模索してみたいと思います。
ちなみに、英語力は並み居るノンネイティブの中で、自分が最悪レベルでした。
といっても、幸いみんなノンネイティブなので英語は理解できます。
ただ、みんなは自分よりはるかに流暢に話します。よく聞くと文法ミスなどがあるのかもしれないけれど、正直普通に会話していてそんなことを気にする余裕はありません。
考えてみると、多くの人のリスニングって、細部を聴き取るというより、聞こえた単語を自分で組み合わせて意味を理解しているのではないかと思うのですが、もしそうであれば、細部の文法など会話にほとんど意味をなさない可能性すらあります。
ちなみに、飲み会で人の輪のの中心になっていたのは、同級生の日本人でした。
彼は海外経験もあり、英語もうまいのですが、それでもなぜノンネイティブが話の中心になりうるのか。それはコミュニケーション能力が、ある程度の英語力があれば、語学力以上にテンポやその人の雰囲気、話題などに拠るからではないでしょうか。
自分も彼のようになりたいな、と人の輪の端っこから見つめていました(笑)
まあ、クラスの人気者になるという夢はかないませんでしたが、それでも飲み会の2時間半話し続けることはできましたので、まずは目標達成といったところでしょうか。
今後も対面、あるいはオンラインで交流を続け、クラスの一員として認識されるよう、そして人間関係を強化できるように努めたいと思います。
当面の課題は、「どうやって人の輪にぐいぐい入っていくか、関心を引くか」ですね。
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