わずかに残されたCS進出を目指すヤクルトに大きなハードルがありました。
今日、そのヤクルトは広島と対戦したのですが、好投手・館山を擁しながら、1-0で投手戦を落としてしまいました。
不運なことに、広島は今やセ界のエース・前田健(前田健太)投手が先発。
前田投手は前回の登板では打ち込まれましたが、今回見事に完封勝利を果たし、エースっぷりを見せつけました。
前田投手は2007年入団のプロ4年目。2年目から1軍に登板し、活躍しているようです。
そして、4年目の今年、広島のエースとして大車輪の活躍。
今日15勝目で、何冠とるんだ、という勢いです。
その前田投手はまだ22歳。大卒なら新入社員として右も左もわからない状態です。
22歳で日本の最高峰で臆せず戦えるというのは本当にすごいと思います。
アメリカの場合は、世界最高峰。もう想像がつきません。
22歳といえば、桶狭間の戦いで戦死した今川義元の嫡男・氏真も、22歳の頃父を失ったことになります。
22歳で突然今川家の大黒柱であった父を失って、織田・松平家や武田・北条を相手に伍していくというのは大変だったろう、と22歳を超える年になった今は、彼に同情を禁じえません。
仮に自分が22歳の時にあの状況だったらどうなっただろう、と考えると、何もできなかっただろうなと思います。
実際、今仮に上司がいなくなって自分のセクションをきちんと切り盛りできるか、と問われると困りますし。
よく無能・放蕩息子とたたかれる今川氏真ですが、実際は結構頑張っていたようです。
それでも、戦国という世では偉大な父親に守られた若干22歳の人間にできることは限界があったでしょう。
もう少し彼に時間があれば、もっと化けていたかもしれませんね。
と、それはともかく、優勝争いには加われなくとも、プロとして素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる前田投手に拍手です!!!