米大手証券会社リーマン・ブラザーズの経営破綻、同じく米大手証券会社のメリルリンチのバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の合併などを受けた本日の日経平均株価(終値)は605円下落して、11,609円となったとのことです。
この水準は、3年ぶりの安値ということです。
今後、特にリーマン破綻に伴う国内金融機関等の損失が明らかになってくると思われますが、それを受けた一層の不安感が高まらないか懸念されます。
当社の投資信託の基準価額も著しく下落してしまいました。
(市場が下落すると価格が上昇するベア型だけは急上昇していますが)
サブプライムローン問題を受けた一連の経済の混乱は、証券化や格付が問題であったという指摘がなされていますが、今後、金融市場の発展を支えたこれらがどのような扱いをされていくのかにも注目していきたいです。
特に証券化は20世紀最後の金融技術の産物と言われており、実際に数多くの効果的な活用事例があるため、ただ批判の対象にするのではなく、どのように改善すべきかということをマスコミも含め議論していただきたいと思います。