昨日、話題になっていた「ホームレス中学生」のドラマを見ました。
お笑い芸人の実体験ということですが、世間の温かさと厳しさ、兄弟愛に泣けてきました
情のある下町ってホントいいですね~。
で、ちょっとホームレスの実態に関心が出てきて、関連本を読んでみました。
読んでみると、大企業の管理職クラスでも、あっという間にホームレスへの転落を味わっていたりもするようです。
リストラされて、あるいは早期退職に応じて会社を離れたとたん、自らのキャリアの価値を否定され、再就職ができない、というパターンが多いです。
法務やシステム開発、語学など、一般的に通用し、かつ貴重な技能(最近は財務・会計でさえ、会計ソフトの登場で危ういのかもしれません)を身につけた人はともかく、営業や総務など、汎用性がないキャリアを積んできた場合、やはり会社を出ると厳しいことも多いようです。
また、外資系や証券会社でバブル時代にガッツリ稼いでいた人もバブル崩壊で一気に転落、という展開もありました。
そういう人は、今でも日経新聞や経済誌を読むのが習慣になっているようです。
こういう人を活用できないのはもったいない限りなのですが。
しかも、ホームレスの中でも這い上がって再起を図ろうとしている人がかなりいるようです。
ただ、行政の方がシステムの情報の提供に積極的でなかったり、住所がないからと福祉の提供を断ったり。
しかし、人権という観点からも、労働力不足・福祉財源の補填、あるいは景観などの観点からも、ホームレス対策には一定の労力はかけた方が良いのではないかと思うのですが。
書いていてふと気づいたこと。
最近、ホームレスを襲う人の話をよく聞きますが、ホームレスの人が反撃したりした話を聞きません。
これは、ホームレスの人がただ弱いのではなく、社会人としての良識がそうさせているのではないか、と思ったりしました。
最近見かけないですが、「ビッグイシュー」また買いたいです。