米国で初の女性大将誕生か

ブッシュ米大統領が、初の女性大将を指名したそうです(就任には上院の承認が必要)。

この女性は陸軍所属で、兵站部門で長くキャリアを積んでこられたそうです(現在は資材軍団副司令官)。

米国では女性は直接戦闘には携わることができないため、目立った功績を立てることが難しく、女性が大将になるのは難しかったということです。

しかし、漢の蕭何や石田三成らの例を出すまでもなく、軍隊にとって兵站とはその生死を決める重要な要素であり、目立つことがないからといって功績を過小評価することはすべきでないでしょう。

太平洋戦争でも、米軍は圧倒的な物量と兵站の維持によって勝利し、日本軍はその逆で敗北したということもあり、長い時間はかかったとはいえ(あるいは政治的な思惑があるのかもしれませんが)、米軍の見識といえると思います。

戦争もビジネスも裏方のおかげで邁進できるところがあると思いますが、こういう裏方にも正しい評価をすることが強い組織を作る第一歩かな、と感じたニュースでした。

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