日経新聞によると、東証が経産省と企業の環境に対する取り組みや技術力を指数化した株価指数の導入を検討しているようです。
現在、環境に対する取り組みを重視している会社に対して投資するSRI(社会的責任投資)型の投資信託が徐々に普及していますが、現在のところ、大企業が中心となりがちというところから、普通の投資信託と変わらないのではないか、との意見もあります。
このような環境指数の導入で、環境株価指数連動型のSRI商品が生まれてくるかもしれません。
もちろん、環境株価指数を構成する企業が大企業ばかりなら、同様の批判もありうるのかもしれませんが。
ちなみに欧州では、証券取引所が企業の社会性に関する情報提供を促すなど、積極的にCSRへの取り組みを求める動きもあります。そういう意味では、今回の東京証券取引所の取組みはスタートラインと言えるかもしれません。
ともあれ、今後の動向に注目したいところです。